ロジェらによるプーランクのピアノと管楽器による六重奏曲とフルートソナタの2曲を聴いて

パスカル・ロジェらによるプーランクの室内楽曲集から、ピアノと管楽器による六重奏曲とフルートソナタ(1988年録音)を聴いてみました。

演奏者は、下記の通りであります。
ピアノ:パスカル・ロジェ
フルート:パトリック・ガロワ
オーボエ:モーリス・ブールグ
クラリネット:ミシェル・ポルタル
バッソン:アモリ・ワレーズ
ホルン:アンドレ・カザレ

いやはや、オシャレな音楽であり、オシャレな演奏であります。
プーランクが生み出した多くの作品が備えている、瀟洒で、敬虔で、それでいて悪戯っぽい曲想。それらの要素が、ギュっと凝縮された形で描き出されてゆく、これらの室内楽作品。
そういった音楽を、透き通るような清らかさと、エレガントな演奏ぶりと、卓越したテクニックとで、生き生きと再現してゆく、ここでの演奏者たち。適度にカラフルでいて、決してケバケバしくない。その辺りの「さじ加減」も絶妙。そして、しなやかにして、愉悦感に満ちていて、時に憂愁を湛えた音楽が奏で上げられてゆく様が、なんとも粋で、惚れ惚れしてしまいます。

これらの魅惑的な作品の魅力を心から堪能することのできる、素敵な素敵な演奏であります。

※六重奏曲で使われている楽器が、本当にバッソンなのかは解りませんが、ファゴットやバスーンと書くよりもバッソンとした方が相応しいかと思い、このように表記してみました。